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シーズンの終わり(2015年9月) [近況]

・・・(下書き記事を掲載)

今年もイワナ釣りのシーズンが終わろうとしている。
気がつけば50代最後のイワナ釣り。富山に向かった。 前日の夜遅くからフライを巻き、キャンプ道具を揃えている途中で睡魔に負けた。
 出発は朝の7時。名阪から地道を走って名神に入り、北陸道をすっ飛ばして立山ICで降りた。燃料を補給して食料を買い出し、峠をひとつ越えてT岳登山口に着いたのは午後4時頃。登山シーズンでクルマが一杯である。
 早く釣らなければイブニングが終わってしまう。涼しい風に久しぶりにウエイダーを履き、竿を継ないで歩き始める。場所は近くの短い区間だ。
 林道から川原に降りて歩くと、次々にバッタが飛び立つ。山に挟まれた淡い青空にはうろこ雲が浮かんでいる。
 本流は渇水気味だったが、この支流は水量が多いくらいである。相変わらずフライを落とせるスポットは少なく、イブニングの利にあやかって、何とか数尾を流れから引き出すことができた。
2015イワナ富山web.jpg

 光量が減り、フライが見えなくなって釣りを止めた。キャンプ場に戻ると、翌朝の出発を目指す登山者達がテントを張っていた。テーブルを出して先ずビールを飲む。運転と釣りで疲れた体を椅子に預け、涼しい風に吹かれる。
 ビールの次はジョニーウォーカーのダブルブラックで、それ程高級でもないのに、いい酒だなあ、と思う。料理が面倒なので、しばらくはポテトチップスとチーズだけで飲むだけ飲む。酔いが回り始めてやっとウエイダーを脱ぎ、ランタンを灯す。家にあった賞味期限切れの缶詰を開ける。ムール貝のケチャップ煮とあるが酸っぱいだけで旨くない。構わず食べる。周囲のテントの話し声が止み、ひとつずつ灯が消えていく。
 テントを張り、寝袋を投げ入れてから、飯を炊く。暗くなって時間が経つというのに、背後の登山道からヘッドライトを点けた登山者が時折降りてくる。キノコと野菜を炒めて、ステーキを焼く。それらをチビチビ食べて酒を飲み終え、締めのメシを食った。
 夜の星空は見事で、三峰川上流部のを凌ぐ程だった。

 翌朝、手早く朝飯を済ませて釣り支度をし、キャンプ場の前から釣り始めた。シーズンの終わりで釣り人は多いはずだ。堰堤に区切られた短い区間だが、トップで入れるのはここだけだと思い、小さなスポットを探って丁寧に釣った。イワナの反応は渋かったが、気温とともに魚の活性が上がり、幾尾かのイワナを釣りあげることができた。
 昼食は高速のSAで買ったパンで済ませ、午後から本流の上流に入った。川原には新しい足跡が幾つもあったが、もうこの時期のこの時間帯で人の入ってない場所はない。何とか就餌パターンを見つけ出し、小さめのイワナを3尾手にした後、上流に釣り人を発見して釣りをやめることにした。
 ところが川を離れる前に景色を写真に撮ろうとして、ケータイがないことに気がついた。最後にイワナを釣ったところで写真を撮った。引き返して探すが見つからない。このあたりはキャンプ場の周辺だけ電波が入るのである。クルマにipadを取りに戻り、iphoneの位置を表示させるが、それでも見つからない。
 メールで友人に電話をかけるよう頼み、電源が入っていることを確認した。水没はしていないようだ。余計諦めきれなくなって執拗に探し、2時間をかけて遂に小さな中州の石ころに紛れているIphoneを発見した。
 それを機に今年の釣りを終えることにした。
 ホテル泊でリパイユの食事である。川を下る途中、林道の看板で知った自主放流グループの事務所に立ち寄り、カンパをして富山市内に向かった。

 その夜はリパイユのフレンチを堪能してから、またいつものようにマスターと外に出て、3時まで飲んでしまった。翌朝は岩瀬浜周辺を散策してから、地元のマーケットで魚を買った。それから高速をすっ飛ばして家を目指した。
 夕食には、キジハタの刺身とアラ煮、イワシと剣先の刺身を食卓に上げることができた。
 
 


 
 
 

 
 
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