ようやく釣りに [近況]
ようやく釣りに行くことができた。
といっても翌日大切な仕事があったので、近くのH川にした。
ベストにはまだ昨年のスチールヘッドの道具が入ったままで、支度に時間がかかってしまった。
家を出て川に向かう。快晴。途中、道の駅とコンビニに寄り道して、昼の弁当と晩御飯の材料まで買ってしまった。
1時間程走って、最後の峠を越える前に、いつものよろず屋さんに寄って年券を買う。
これもいつものことだが、ひとり暮らしのおばあさんが、名前を言うと住所録を繰ってくれて、
「ほう、こんなに早くから来てくれてるんですね」と言う。「い」の欄の2番目に書いてあるのだが、
毎年1回だけなので覚えてくれない。今回初めておばあさんの年齢を聞いた。87歳とのことであった。
「では、また来年」と言って店を出た。
峠を越え、ダム湖に降りる。天気はよく、公園の梅が満開だった。
支流を遡り、去年林道が崩壊していたE谷に入った。林道は修復されていて奥まで通れるようになっていたが、幾つかの堰堤や橋が跡形もなくなくなっていて、1昨年の大雨の凄さを物語っていた。
岩盤の裂け目から流れ出る湧き水をポリタンクに汲んだ。やることがいっぱいあって、なかなか釣りができない。
どこを釣ろうか迷ったが、結局下流に下って、もう何年も入っていない平坦な流れを釣ることにした。昔は決まって魚の反応があった場所だが、数年前の大水で渕がすっかり埋まってしまい、それからはそこを釣ったことがなかった。
釣りを始めて暫くすると、昔、魚のついていた場所の辺りで、突然アマゴがフライに飛び出した。渓相は変わっていて、複雑な流れや岩陰が全くなくなっているのだが。
天然だったのでリリースした。放流魚が釣れたら持って帰ろうと思っていた。
それから暫く上がるとまた魚の反応が始まって、短い区間で次々と魚がかかった。すべて天然の魚で、そこそこ大きい。鼻の尖った雄も混じっていた。
放流魚は釣れず、持ち帰りの魚を得ることはできなかった。久しぶりに気持ちのいい釣りをすることができて、ルンルン気分で家路についた。
春の釣り 気持ち良さそ〜!
by カー坊 (2013-03-19 20:55)
おもろかったけど、日焼けしてしまいました。
by いとまん (2013-03-20 06:08)